こは彼が、絶えず我を燃《もや》す火をもて入來りし時の門なりき 一三―一五
さてこの王宮を幸《さきは》ふ善こそ、或は低く或は高く愛のわが爲に讀むかぎりの文字《もじ》のアルファにしてオメガなれ。 一六―一八
目の俄にくらめるための恐れを我より取去れるその聲、我をして重ねて語るの意を起さしむ 一九―二一
その言《ことば》に曰ふ。げに汝はさらに細かき篩にて漉さゞるべからず、誰《た》が汝の弓をかゝる的《まと》に向けしめしやをいはざるべからず。 二二―二四
我。哲理の論ずる所によりまたこゝより降る權威によりて、かゝる愛は、我に象《かた》を捺《お》さゞるべからず 二五―二七
これ善は、その善なるかぎり、知らるゝとともに愛を燃《もや》し、かつその含む善の多きに從ひて愛また大いなるによる 二八―三〇
されば己の外に存する善がいづれもたゞ己の光の一|線《すぢ》に過ぎざるほど勝《すぐ》るゝ者に向ひては 三一―三三
この證《あかし》の基《もとゐ》なる眞理をわきまふる人の心、他の者にむかふ時にまさりて愛しつゝ進まざるをえじ 三四―三六
我に凡ての永遠《とこしへ》の物の第一の愛を示すもの、かゝる眞理をわが智に明《
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