〇五
かの輝く光は、己が燃ゆる愛に應じて圓くめぐれる二の光の許《もと》に來れり 一〇六―一〇八
かくてかしこにて歌と節とを合はせ、またわが淑女は、默《もだ》して動かざる新婦《はなよめ》のごとく、目をかれらにとむ 一〇六―一〇八
こは昔われらの伽藍鳥《ペルリカーノ》の胸に倚《よ》りし者、また選ばれて十字架の上より大いなる務を委《ゆだ》ねられし者なり。 一一二―一一四
わが淑女かく、されどその言《ことば》のためにその目を移さず、これをかたくとむることいはざる先の如くなりき 一一五―一一七
瞳を定めて、日の少しく虧《か》くるを見んと力《つと》むる人は、見んとてかへつて見る能はざるにいたる 一一八―一二〇
わがかの最後の火におけるもまたかくの如くなりき、是時聲曰ふ。汝何ぞこゝに在らざる物を視んとて汝の目を眩《まばゆ》うするや 一二一―一二三
わが肉體は土にして地にあり、またわれらの數《かず》が永遠《とこしへ》の聖旨《みむね》に配《そ》ふにいたるまでは他の肉體と共にかしこにあらむ 一二四―一二六
二|襲《かさね》の衣を着つゝ尊き僧院にあるものは、昇りし二の光のみ、汝これを汝等の世に傳ふべし。 一
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