わが言《ことば》かくその意《こゝろ》に適《かな》へるなりき。 ―一五六
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   第二十五曲

年久しく我を窶《やつ》れしむるほど天地《あめつち》ともに手を下しゝ聖なる詩、もしかの麗はしき圈《をり》―― 一―
かしこに軍《いくさ》を起す狼どもの敵《あだ》、羔《こひつじ》としてわが眠りゐし處――より我を閉《し》め出《いだ》すその殘忍に勝つこともあらば ―六
その時我は變れる聲と變れる毛とをもて詩人として歸りゆき、わが洗禮《バッテスモ》の盤のほとりに冠を戴かむ 七―九
そは我かしこにて、魂を神に知らすものなる信仰に入り、後ピエートロこれが爲にかくわが額《ひたひ》の周圍《まはり》をめぐりたればなり 一〇―一二
クリストがその代理者の初果《はつなり》として殘しゝ者の出でし球より、このとき一の光こなたに進めり 一三―一五
わが淑女いたく悦びて我にいふ。見よ、見よ、かの長《をさ》を見よ、かれの爲にこそ下界にて人ガーリツィアに詣《まうづ》るなれ。 一六―一八
鳩その侶《とも》の傍《かたへ》に飛びくだるとき、かれもこれも※[#「廴+囘」、第4水準2−12−11]《めぐ》りつゝさゝやき
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