ずるや否や、汝これを知る、そは汝目を萬物《よろづのもの》の描かれて視ゆるところにとむればなり 四〇―四二
されどこの王國が民を得たるは眞《まこと》の信仰によるがゆゑに、これに榮光あらしめんため、これの事を語る機《をり》の彼に來るを宜《むべ》とす。 四三―四五
あたかも學士が、師の問を發《おこ》すを待ちつゝ、これを論《あげつら》はんため――これを決《きむ》るためならず――默《もだ》して備を成すごとく 四六―四八
我はかゝる問者に答へかつかゝる告白をなすをえんため、淑女の語りゐたる間に、一切の理《ことはり》をもて備を成せり 四九―五一
いへ、良き基督教徒《クリスティアーノ》よ、汝の思ふ所を明《あか》せ、そも/\信仰といふは何ぞや。我即ち頭《かうべ》を擧げてこの言《ことば》の出でし處なる光を見 五二―五四
後ベアトリーチェにむかへば、かれ直に我に示してわが心の泉より水を注ぎいださしむ 五五―五七
我曰ふ。大いなる長《をさ》の前にてわがいひあらはすを許す恩惠《めぐみ》、願はくは我をしてよくわが思ひを述ぶるをえしめよ。 五八―六〇
かくて續いて曰ふ。父よ、汝とともに、ローマを正しき路に就かせし汝
前へ
次へ
全484ページ中152ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
ダンテ アリギエリ の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング