喜悦《よろこび》滿てり 二二―二四
澄《すみ》わたれる望月《もちづき》の空に、トリヴィアが、天の懷《ふところ》をすべて彩色《いろど》る永遠《とこしへ》のニンフェにまじりてほゝゑむごとく 二五―二七
我は千《ちゞ》の燈火《ともしび》の上に一の日輪ありてかれらをこと/″\く燃《もや》し、その状《さま》わが日輪の、星におけるに似たるを見たり 二八―三〇
しかしてかの光る者その生くる光を貫いていと燦《あざや》かにわが顏を照らしたれば、わが目これに堪《た》ふるをえざりき 三一―三三
あゝベアトリーチェわがうるはしき慕はしき導者よ、彼我に曰ふ。汝の視力に勝つものは、防ぐに術《すべ》なき力なり 三四―三六
こゝにこそ、天地《あめつち》の間の路を開きてそのかみ人のいと久しく願ひし事をかなへたるその知慧と力とあるなれ。 三七―三九
たとへば火が雲の容《い》るゝ能《あた》はざるまで延びゆきて遂にこれを破り、その性《さが》に背《そむ》きて地にくだるごとく 四〇―四二
わが心はかの諸※[#二の字点、1−2−22]の饗《もてなし》のためにひろがりて己を離れ、そのいかになりしやを自ら思ひ出で難し 四三―四五
いざ
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