目を啓《ひら》きてわが姿を見よ、汝諸※[#二の字点、1−2−22]の物を見てはやわが微笑《ほゝゑみ》に堪ふるにいたりたればなり。 四六―四八
過去《こしかた》を録《しる》す書《ふみ》の中より消失することなきほどの感謝をば受くるにふさはしきこの勸《すゝめ》を聞きし時 四九―
我はあたかも忘れし夢をその名殘によりて心に浮べんといたづらに力《つと》むる人のごとくなりき ―五四
たとひポリンニアとその姉妹達とがかれらのいと甘き乳をもていとよく養ひし諸※[#二の字点、1−2−22]の舌今|擧《こぞ》りて鳴りて 五五―五七
我を助くとも、聖なる微笑《ほゝゑみ》とそがいかばかり聖なる姿を燦《あざや》かにせしやを歌ふにあたり、眞《まこと》の千|分《ぶ》一にも到らじ 五八―六〇
是故に天堂を描く時、この聖なる詩は、行手《ゆくて》の道の斷《き》れたるを見る人のごとく、跳《をどり》越えざるをえざるなり 六一―六三
されど題《テーマ》の重きことゝ人間の肩のこれを負《お》ふことゝを思はゞ、たとひこれが下にてゆるぐとも、誰しも肩を責めざるならむ 六四―六六
この勇ましき舳《へさき》のわけゆく路は、小舟またはほねを
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