しため我久しく饑《う》ゑゐたればなり 二五―二七
我よく是を知る、神の正義天上の他の王國をその鏡となさば、汝等の王國も亦|幔《まく》を隔《へだ》てゝこれを視じ 二八―三〇
汝等はわが聽かんと思ふ心のいかばかり深きやを知る、また何の疑ひのかく長く我を饑ゑしめしやを知る。 三一―三三
鷹その被物《かぶりもの》を脱《と》らるれば、頭を動かし翼を搏《う》ち、願ひと勢《いきほひ》とを示すごとく 三四―三六
神の恩惠《めぐみ》の讚美にて編めるこの旗章《はたじるし》は、天に樂しむ者のみ知れる歌をうたひてその悦びを表《あら》はせり 三七―三九
かくていふ。宇宙の極《はて》に圓規《コムパス》をめぐらし、隱るゝ物と顯るゝ物とを遍《あまね》くその内に頒《わか》ちし者は 四〇―四二
己が言《ことば》の限りなく優《まさ》らざるにいたるほど、その力をば全宇宙に印する能はざりき 四三―四五
しかして萬《よろづ》の被造物《つくられしもの》の長《をさ》なりしかの第一の不遜者《ふそんじや》が光を待たざるによりて熟《う》まざる先に墜《おと》し事よくこれを證《あかし》す 四六―四八
されば彼に劣る一切の性《さが》が、己をもて
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