閧ミによりて獲得し難き」(天上の榮光はたゞ願ひ求むるのみにて得べからず、この願ひに適はしき善行によりて初めて得べし)と解する人あり
一六―一八
【鑑】storia 物語に殘る諸靈の善行
一九―二一
【愛】靈。神を愛するの愛に燃ゆ
二二―二四
【薫】聲。聖徒を花に譬へしがゆゑに斯く
二五―二七
【斷食】求知の念。この疑ひの何なるやはダンテ自ら言はず、諸聖徒の答の中に現はる(七〇行以下)
二八―三〇
【他の王國】寶座《フローニ》の名ある天使達(天、九・六一―三並びに註參照)。かの天使達は直接に神の光を受けてこれを他の天に傳ふるが故に金星の諸靈もよく神の正義を知ると聞く、されば正義の爲にこの天にある汝等にして神の正義を朧に見るの理あらんや
三四―三六
【被物】狩場への途中鷹が光を見て騷がざるためその首にかむらす革製の頭巾
【翼を搏ち】はたゝきして喜ぶこと
【願】飛立たんとする
三七―三九
【讚美】聖徒達。かれらは神恩の、生くる讚美即ちその尊さを表はすものなり(地、二・一〇三參照)
四〇―四二
【宇宙の極に】あたかもコムパスをもて圓を劃く如く宇宙の範圍を定め、われらの知る物知らざる物を遍くその内に分布し給へる神
四三―四五
神の力は全宇宙に及ぶ、されどいかなる被造物も完全無缺ならざるがゆゑにその受くる神の力に限度あり、かゝれば聖智(己が言[#「己が言」に白丸傍点])ははるかに一切の被造智に超越す
四六―四八
前聯の意を證明せん爲魔王ルチーフェロのことを擧ぐ
【長】淨、一二・二五―六參照
【光を待たざる】神恩の光に浴するの日を待たざる(天、二九・五五―六三參照)
【熟まざる先に】彼もし謙《へりくだ》りて光を待ちゐたらんには、その智増し、その意志備はりてよく神意と合するに至りしならむ、しかるに彼慢心の爲神に背き、意志の備はらざる先に天より墜ちたり、一切被造物の長たるルチーフェロにして猶その視力足らずとせば況んや他の被造物においてをや
四九―五一
【己をもて己を量る】神は至上の善にして他に類《たぐひ》なし、故に神を量るものはたゞ神のみ(よく神を知る者神の外になし)、何物も神に此し神を量る標準となる能はざれはなり
【器あまりに小さき】ルチーフェロにして猶かつ充分に神の善神の力を受けざりし事を思はゞその他の被造物がさらに少き善を受くるに過ぎざる事また明らかならむ
五二―五四
【我等の
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