のつくり」、第3水準1−84−68]《とざし》をあけんことを請へといふ 一〇六―一〇八
我まづ三度《みたび》わが胸を打ち、後つゝしみて聖なる足の元にひれふし、慈悲をもてわがために開かんことを彼に乞へり 一〇九―一一一
彼七のP《ピ》を劒《つるぎ》の尖《さき》にてわが額に録《しる》し、汝内に入らば此等の疵を洗へといふ 一一二―一一四
灰または掘上《ほりあげ》し乾ける土はその衣と色等しかるべし、彼はかゝる衣の下より二の鑰《かぎ》を引出《ひきいだ》せり 一一五―一一七
その一は金、一は銀なりき、初め白をもて次に黄をもて、かれ門をわが願へるごとくにひらき 一一八―一二〇
さて我等にいひけるは。この鑰のうち一若し缺くる處ありてほどよく※[#「戸の旧字/炯のつくり」、第3水準1−84−68]《とざし》の中《なか》にめぐらざればこの入口ひらかざるなり 一二一―一二三
一は殊《こと》に價|貴《たふと》し、されど一は纈《むすび》を解《ほぐ》すものなるがゆゑにあくるにあたりて極めて大なる技《わざ》と智《さとり》を要《もと》む 一二四―一二六
我此等をピエルより預かれり、彼我に告げて、民わが足元にひれふさば
前へ
次へ
全396ページ中54ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
ダンテ アリギエリ の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング