體の中にひきいれ、たゞ一の魂となりて、且つ生き且つ感じ且つ自ら己をめぐる 七三―七五
汝この言《ことば》をふかくあやしむなからんため、思ひみよ、太陽の熱葡萄の樹よりしたゝる汁と相混《あひまじ》りて酒となるを 七六―七八
ラケージスの絲盡くる時は、この魂、肉の繋《つなぎ》を離れ、人と神とに屬するものをその實質において携ふ 七九―八一
他《ほか》の能力《ちから》はみな默《もだ》せども、記憶、了知及び意志の作用《はたらき》は却つてはるかに前よりも強し 八二―八四
かくて止まらずしてあやしくも自ら岸の一に落ち、こゝにはじめて己が行くべき路を知る 八五―八七
處一たび定まれば、構成《いとなみ》の力たゞちにあたりを輝かし、その状《さま》もその程《ほど》も、生くる肢體におけるに同じ 八八―九〇
しかしてたとへば空氣雨を含むとき、日の光これに映《うつ》るによりて多くの色に飾らるるごとく 九一―九三
あたりの空氣はそこにとゞまれる魂が己の力によりてその上に捺《お》す形をうく 九四―九六
かくてあたかも火の動くところ焔これにともなふごとく、新しき形靈にともなふ 九七―九九
この物この後これによりてその姿を
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