きてこゝにふたゝび己を清くす 六四―六六
果實《このみ》より、また青葉にかゝる飛沫《みづけぶり》よりいづる香氣《かをり》は飮食《のみくひ》の慾を我等の中《うち》に燃やすなり 六七―六九
しかして我等のこの處を※[#「廴+囘」、第4水準2−12−11]《めぐ》りて苦しみを新たにすることたゞ一|度《たび》にとゞまらず――われ苦しみといふ、まことに慰《なぐさめ》といはざるべからず 七〇―七二
そはクリストの己が血をもて我等を救ひたまへる時、彼をしてよろこびてエリ[#「エリ」に白丸傍点]といはしめし願ひ我等を樹下《このもと》に導けばなり。 七三―七五
我彼に。フォレーゼよ、汝世を變へてまさる生命《いのち》をえしよりこの方いまだ五|年《とせ》の月日經ず 七六―七八
若し我等を再び神に嫁《とつ》がしむる善き憂ひの時到らざるまに、汝の罪を犯す力既に盡きたるならんには 七九―八一
汝いかでかこゝに來れる、我は汝を下なる麓、時の時を補《おぎな》ふところに今も見るならんとおもへるなりき。 八二―八四
是に於てか彼我に。わがネルラそのあふるゝ涙をもて我をみちびき、苛責の甘き茵※[#「くさかんむり/陳」、第3
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