Bアガニッペ及びヒッポクレネの泉ありて詩神等にさゝげらる
【ウラーニア】ムーサの一にて天の事を司る
四六―四八
類似の物遠距離にあるときはその差別を沒するがゆゑに視覺を欺きて燭臺をも黄金の木と思はしむれど近距離にあるときは個々の差別性を現はすがゆゑにしかすることなし
四九―五一
【力】認識の力
【オザンナ】(救ひたまへの義)神を讚美する詞(マタイ、二一・九等)
五二―五四
燭臺のこと默示録による、七の燈は神の七の靈なり(默示録、四・五)、聖靈の七の賜これよりいづ(七三行以下參照)
五五―五七
靈界の奧義は理性(ウェルギリウス)の解し能はざるところなるをいへり(淨、二七・一二七―九參照)
六四―六六
【民】二十四人の長老(八二―四行)
七三―七五
【流るゝ小旗】tratti pennelli 七の燭臺の光その餘光を空に殘して七色の線を現出せるさまあたかも細長き七の旗のごとし
或ひはこれを「運ぶ繪筆」と解する人あり
七六―七八
【日の弓】虹
【デリア】アルテミス、又はディアナ(月)の異名、その帶は月暈
七色の線は聖靈の七の賜即ち智慧、聰明、謀略、剛氣、知識、敬虔、及び敬畏をあらはす(『コンヴィヴィオ』四、二一・一〇五以下參照)
八二―八四
【二十四人の長老】默示録(四・四)に曰、寶座の上には二十四人の長老白き衣を着、頭に黄金の冠を戴きて坐せりと。二十四人の長老は舊約全書二十四卷を代表す、但しその分類につきては註釋者の説一ならず
【百合の花】その教義の醇なるをあらはす
八五―八七
【アダモの女子】女。天使ガブリエル及びエリザベツが聖母マリアを祝して、汝は女の中の福なる者なりといへることルカ傳に見ゆ(一・二八及び四二)、かの長老等また聖母を祝してかくうたひ且つその美をほめたゝへしなり
九一―九三
【光光に】一の星他の星に從つて動くがごとく
【四の生物】新約全書中の四福音書を代表す、縁葉の冠は希望をあらはす
九四―九六
【翼】六の翼は福音の世に傳播することはやきを表はし多くの目は福音の眞理のよく一切の事物を洞察するをあらはす。但し異説多し
【アルゴ】アルゴス。神話、ヘラの命によりてイノ(ゼウス神の慕へるニムフ)を守れる者、頭に百の眼あり、この者ヘルメスに殺されし後ヘラその眼をとりて孔雀の尾の飾となせり(『メタモルフォセス』一・五六八以下)
【生命あらば】孔雀の尾の球斑は死せる
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