處なるチェペラン 一三―
およびターリアコッツォのあたり、乃ち老いたるアーラルドが素手《すで》にて勝利《かち》をえしところにいまなほ骨を積重ぬる者之に加はり ―一八
ひとりは刺されし身ひとりは斷たれし身をみすとも、第九の嚢《ボルジヤ》の汚らはしきさまには較《くら》ぶべくもあらぬなるべし 一九―二一
我見しにひとり頤《おとがひ》より人の放屁する處までたちわられし者ありき、中板《なかいた》または端板《はしいた》を失へる樽のやぶれもげにこれに及ばじ 二二―二四
腸《はらわた》は二の脛《はぎ》の間に垂れ、また内臟と呑みたるものを糞《ふん》となす汚《きたな》き嚢《ふくろ》はあらはれき 二五―二七
我は彼を見んとてわが全心を注ぎゐたるに、彼我を見て手をもて胸をひらき、いひけるは、いざわが裂かれしさまをみよ 二八―三〇
マオメットの斬りくだかれしさまをみよ、頤《おとがひ》より額髮まで顏を斬られて歎きつゝ我にさきだちゆくはアーリなり 三一―三三
そのほか汝のこゝにみる者はみな生ける時不和分離の種を蒔けるものなり、この故にかく截らる 三四―三六
後方《うしろ》に一の鬼ありて、我等憂ひの路をめぐりはつれば
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