に閃《ひらめ》くところの)の中にあるやを知らんと欲す 一一二―一一四
いざ知るべし、ラアブこのうちにやすらふ、彼われらの組に加はりその印をこれに捺すこと他に類《たぐひ》なし 一一五―一一七
人の世界の投ぐる影、尖《とが》れる端《はし》となる處なるこの天は、クリストの凱旋に加はる魂の中彼をば最も先に受けたり 一一八―一二〇
左右の掌《たなごゝろ》にて獲《ゑ》たる尊き勝利のしるしとして彼を天の一におくは、げにふさはしき事なりき 一二一―一二三
そは彼ヨスエを聖地――今やこの地殆ど法王の記憶に觸れじ――にたすけてその最初の榮光をこれにえさせたればなり 一二四―一二六
はじめて己が造主《つくりぬし》に背《そむ》き、嫉《ねた》みによりて深き歎きを殘せる者の建てたりし汝の邑《まち》は 一二七―一二九
詛《のろ》ひの花を生じて散らす、こは牧者を狼となして、羊、羔《こひつじ》をさまよはしゝもの 一三〇―一三二
これがために福音と諸※[#二の字点、1−2−22]の大いなる師とは棄てられ、人專ら寺院の法規《おきて》を學ぶことその紙端《かみのはし》にあらはるゝ如し 一三三―一三五
これにこそ法王もカルディナ
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