テの言は歸する所、わがすべての愛の目的《めあて》は神なりといふに同じ、またこれに加へて「或ひは低く或ひは高く」(原、或ひは輕く或ひは強く)といへるはそのいだく愛といふ愛ことごとく神に獻げらるとの義なり云々
【アルファ、オメガ】始め、終り。ギリシア字母の最初の文字と最後の文字(默示、一・八參照)
一九―二一
【我をして】次の如く我に問ひ我をして
二二―二四
さらに明細に汝の思ふ所を述べ、誰が汝をして神を愛するに至らしめしやを我に告ぐべし
二五―二七
【こゝより降る】天より降る權威ある言、即ち聖書に現はるゝ天の啓示。ダンテの愛の動機は人と天との二つの教へなり
二八―三〇
以下三六行までの大意左のごとし
愛の向ふ所善にあり、善いよ/\全ければ愛またいよ/\大なり、神は至上の善にまします、故にこれを愛するの愛從つて最も大いならざるべからず
【その善なるかぎり】即ち善と認めらるゝかぎり
【知らるゝとともに】智によりてその何たること悟らるゝと同時に
三一―三三
神以外の善はたゞ至上の善なる神の一顯現、その榮光の一光輝に過ぎず
三四―三六
【この證】萬物にまさりて神を愛すべき理由
【眞理】神は至上の
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