熨m院はなほ舊の處にありきといふ
第三時(午前六時より九時まで)の鐘はその終り即ち午前九時に鳴り、第九時(正午より午後三時まで)の鐘はその始め即ち正午に鳴りしなり、ゆゑに淨、二七・四にはnonaを正午の意に用ゐたり。但しこの二つの時に限れるにはあらず
一〇〇―一〇二
【索】catenella 金銀等の鎖にて頸飾りに用ゐしもの
【冠】corona 金銀眞珠の類を用ゐて作れる頭飾
【飾れる沓を穿く】contigiate 或ひは、「はなやかに飾れる」
一〇三―一〇五
【その婚期その聘禮】ダンテ時代にては女甚だ若くして嫁しかつ莫大なる持參金を要せりといふ
一〇六―一〇八
【人の住まざる家】家族小なるに關はらず、虚榮の爲、みつばよつばに殿づくりすること
【サルダナパロ】サルダナパロス。前七世紀のアッシリア王、奢侈柔弱を以て名高し。彼の來らざるはかゝる惡風未だフィレンツェに入らざるなり。「室の内にて爲らるゝこと」とは室内に金銀珠玉を列ね綺羅を飾ること
一〇九―一一一
當時フィレンツェはその華美なるにおいてローマに若《し》かざりしが後これを凌ぐにいたれり、されど今華美においてローマにまさる如く、この
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