焉zベルタ女史もマルチーノ先生も。ダンテ時代にてはこれらの名を賤女《しづのめ》、賤男《しづのを》の意に用ゐたりと見ゆ
【神の審判】原文、【神の思量《はからひ》の中にかれらを見る」。即ちかれらを見てその救ひまたは滅に關する神の聖旨《みむね》を知る
一四二
盜みする者悔いて救ひを得、喜捨する者罪を犯して滅びにいたることあらむ
第十四曲
ベアトリーチェの請に應じ、一靈ダンテの爲に肉體復活後における聖徒の状態を説く、かくてダンテその導者と共に第五天(火星)にいたれば、こゝには教へに殉じ又は信仰の爲に戰へる者の靈あり、十字架の形を作りて神を讚美す
一―九
圓形の器《うつは》の中なる水の動搖外部(縁)より起れば波動次第に小さくなりて中心に向ひ、内部(中心)より起れば波動次第に大きくなりて縁に向ふ、かくの如く、ダンテとベアトリーチェとを中心として圓く圍める聖徒の一群よりトマスの聲出でゝこの二者に達し、次にベアトリーチェの聲中心より出でゝかの一群に達したり
一〇―一二
【この者】ダンテ
【思ひによりて】ダンテの疑ひはたゞ起らんとせしのみなれば、よく心の中を視る聖徒と雖も知る能はざりしなり
前へ
次へ
全484ページ中333ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
山川 丙三郎 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング