一〇五
【わが謂ふところの】原文、「わが思の矢の中る」
一〇六―一〇八
【興りし】Surse この動詞(sorgere)には、出る、生る、の意の外、立上るの意あれば王者が臣民の上に立つを現はすといへるなり
一〇九―一一一
【別ちて】ソロモンの智は王者の智を指し、その智即ち古今の王者に卓越せるの意なること、またアダムとキリストの智はかゝる制限を有せざること
【信仰】アダム(第一の父)並びにキリスト(われらの愛する者)の智の完全なるを信ずる(三七行以下)
一一二―一一四
汝この轍に鑑みてこの後また輕々しく事を斷ずる勿れ
【足の鉛】〔andar co' pie` di piombo〕(鉛の足にて行く、即ち警戒して徐かに歩む)等の句あるを思ふべし
一一八―一二〇
【情また】自説にかたよるの情、智を妨げて眞理を見るにいたらざらしむ
一二一―一二三
その備なくして眞理を求むるは寧ろ求めざるの優れるに若かず、そはその人、求むる所の眞理を得ざるのみならず、求めざる所の誤謬を得るにいたればなり
【出立つ時と】魚を捕へんとして而して技《わざ》を有せざれは、その人たゞ手を空うしてわが家に歸るのみならず、出立
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