ストの勝利なり、中世ラハブは寺院の典型と見なされ、その家の窓に結びつけし赤き紐(ヨシュア、二・一八)はキリストの血の象徴と見なされたればかくいへりと、委しくはスカルタッツィニの註を見よ
一二四―一二六
【法王の】法王ボニファキウス八世が聖地をサラセン人の蹂躙に任じて顧みざりしこと(地、二七・八五以下並びに註參照)
【最初の榮光】最初の軍功即ちエリコの奪略
一二七―一二九
聖地と法王との事をいへるに因みて、以下寺院に屬する者の貪欲を責む
【者】惡魔。人類の幸福を嫉み、これを誘ひて罪に陷れ、歎きの本なる禍ひを殘せり(地、一・一〇九――一一參照)
【汝の邑】フィレンツェ。貪慾嫉妬のはびこれる處(地、六・四九、一五・六七――九參照)なれば惡魔これを建つといへり
一三〇―一三二
【詛ひの花】フィレンツェの金貨即ちフィオリーノ。その一面に百合の花形あれば花[#「花」に白丸傍点]といひ(地、三〇・八八―九〇註參照)、僧侶等これを貪るあまりに人を正しく導かずしてかへつてこれを迷はしむれば詛ひ[#「詛ひ」に白丸傍点]といへり。羊羔[#「羊羔」に白丸傍点]とは老若を問はずすべて牧者の保護の下にある信徒を指
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