メ倶に非なり
【黄の百合】フランス王家の紋章、青地に三の金の百合
【公の旗】全帝國の旗なる「鷲」
一〇三―一〇五
ギベルリニは己が野心を滿たすに當りて鷲の旗を用ゐるべからず、この旗は正義を世に布く爲の物なれば、ギベルリニの如く不正不義の爲にこれを用ゐるは、即ちその神聖を汚すなり
一〇六―一〇八
シャルルはその率ゐるグエルフィと共にローマの帝業を地に倒さんとするごとき非望を抱かず、彼シャルルよりもさらに強き君主等を征服したる帝國の力を恐るべし
【新しきカルロ】アプリア王シャルル(カルロ)二世(淨、二〇・七九―八一註參照)。新し[#「新し」に白丸傍点]といへるは九六行のシャルルマーニュ(カルロマーニオ)に對してなり
【爪】鷲の爪即ち帝國の力
一〇九―一一一
【子が】彼その非行を改めずは報《むくい》或ひは子に及ばむ。シャルルの多くの子の中、父のために禍ひをうけし者ある意を含む、されど誰を指し何を指しゝや明ならず
【紋所】鷲の。この紋所は神がその定め給ふところによりて地上平和の使命を帶ぶる帝國の徴號《しるし》なれば
【變へ】「鷲」廢れて「百合」のみ殘ること、即ち帝國の大權シャルル一家に移ること

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