フ權能の象徴なる「鷲」の偉業に外ならじ
九四―九六
【ロンゴバルディ】六世紀の後年イタリアに侵入しその北部に強國を建てしゲルマン族、寺院を噛む[#「寺院を噛む」に白丸傍点]はローマの寺院を迫害するなり
シャルルマーニュ、(地、三一・一七)は法王ハドリアヌス一世の請を容れ、ロンゴバルディを攻めてその最後の王デジデーリオを廢せり、但しこは七七四年の事にて、法王レオ三世(七九五年より八一六年まで法王たり)がシャルルに帝冠を戴かしめしは八〇〇年の事なり、戴冠以前に溯りて鷲の翼の下といふこと可ならざるに非ざれども、『デ・モナルキア』(三、一一・五)にシャルル、ハドリアヌスより帝冠を受くとあるより見れば、ダンテのこの記事を年代錯誤によるとなすの説また理なきにあらじ
この一聯及び以下數聯に於ける出來事はユスティニアヌスの治世以後の事なり、皇帝の靈はウェルギリウスの如く、よくその死後の世のありさまを知りゐたり
九七―九九
【さきに】三一―三行
一〇〇―一〇二
グェルフィ黨はフランス(グェルフィの首領なるプーリア王シャルル二世)の力を藉りて帝國に反抗し、ギベルリニ黨は私黨の利慾の爲にこれを我有となす、二
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