エることあたかも一陣の暴風に似たるがゆゑなり、但し異説多し
【最後の威力】威力は皇帝の意なるべし、最後[#「最後」に白丸傍点]といへるは、その後皇帝なきにあらざりしも實これにともなはざればなり
【コスタンツァ】コンスタンツェ。シケリアの最初の王ロージエーロ(ルツジエーロ)の末女、一一五四年に生れ、同八五年皇帝ハインリヒ六世の妃となりてフリートリヒ二世を生み、一一九八年に死す
傳説に曰。コンスタンツェ尼となりて久しく尼寺のうちにあり、皇帝フリートリヒ一世これをわが子ハインリヒ六世の妃とし、この結婚によりてシケリアを己が帝國の領土に加へんため、密かに謀りて強ひて尼寺を去らしむ云々、但しこの説今は虚構と認めらる(ムーア『ダンテ研究』第二卷二七六頁參照)
一二一―一二三
【アーヴェ・マリーア】(マリアよ幸《さち》あれ、ルカ、一・二八にいづる天使の詞)、聖母にさゝぐる祈りの歌
一二四―一二六
【願ひの目的】ベアトリーチェ


    第四曲

ダンテの二の疑ひに對し、ベアトリーチェは、人の魂星に歸るといふ古説の非を辯じ、かつ意志の自由を説く、ダンテまたさらに一の疑ひを擧げて淑女の教を乞ふ
一―三

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