だ》る處に見ゆるはグリエルモといへる者なり、カルロとフェデリーゴと在るが爲に嘆く國彼なきが爲に泣く 六一―六三
今彼は、天のいかばかり正しき王を慕ふやを知り、今もこれをその輝く姿に表はす 六四―六六
トロイア人《びと》リフェオがこの輪の聖なる光の中の第五なるを、誤り多き下界にては誰か信ぜむ 六七―六九
今彼は、神の恩惠《めぐみ》について世のさとりえざる多くの事を知る、その目も底を認めざれども。 七〇―七二
まづ歌ひつゝ空に漂ふ可憐《いとほし》の雲雀《ひばり》が、やがて自ら最後《をはり》の節《ふし》のうるはしさに愛《め》で、心足りて默《もだ》すごとく 七三―七五
永遠《とこしへ》の悦び(これが願ふところに從ひ萬物皆そのあるごとくなるにいたる)の印せる像《かたち》も心足らへる如く見えき 七六―七八
しかしてかしこにては我のわが疑ひにおけるあたかも玻※[#「王+黎」、第3水準1−88−35]《はり》のその被《おほ》ふ色におけるに似たりしかど、この疑ひは默《もだ》して時を待つに堪へず 七九―八一
己が重《おも》さの力をもて、これらの事は何ぞやといふ言《ことば》をばわが口より押出したり、またこれ
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