の光の中にて飛びつゝ歌ひ、相寄りて忽ちD《デイ》忽ちI《イ》忽ちL《エルレ》の形を作れり 七六―七八
かれらはまづ歌ひつゝ己が節《ふし》に合せて動き、さてこれらの文字の一となるや、しばらく止まりて默《もだ》しゝなりき 七九―八一
あゝ女神《めがみ》ペガーゼアよ(汝才に榮光を與へてその生命《いのち》を長うす、才が汝の助けによりて諸邑諸國に及ぼす所またかくの如し) 八二―八四
願はくは汝の光をもて我を照らし我をして彼等の象《かたち》をそのわが心にある如く示すをえしめよ、願はくは汝の力をこれらの短き句に現はせ 八五―八七
さてかれらは七の五倍の母字子字となりて顯はれ、我はまた一部一部を、その言顯はしゝ次第に從ひて、心に記《と》めたり 八八―九〇
Diligite《ディーリギテ》 iustitiam《イウスティティアム》 是全畫面の始めの語《ことば》なる動詞と名詞にてその終りの語は Quiiudicatis《クイーイウディカーチス》 terram《テルラム》 なりき 九一―九三
かくて第五の語《ことば》の中のM《エムメ》にいたり、彼等かく並べるまゝ止まりたれば、かしこにては木星|宛然《さながら
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