》金にて飾れる銀と見えたり 九四―九六
我またMの頂の處に他の諸※[#二の字点、1−2−22]の光降り、歌ひつゝ――己の許《もと》に彼等を導く善の事ならむ――そこに靜まるを見たり 九七―九九
かくてあたかも燃えたる薪を打てば數しれぬ火花出づる(愚者これによりて占《うらなひ》をなす習ひあり)ごとく 一〇〇―一〇二
かしこより千餘の光出で、かれらを燃す日輪の定むるところに從ひて、或者高く或者少しく昇ると見えたり 一〇三―一〇五
しかして各その處にしづまりしとき、我はかの飾れる火が一羽の鷲の首《かしら》と頸《くび》とを表はすを見たり 一〇六―一〇八
そも/\かしこに畫く者はこれを導く者あるにあらず、彼自ら導く、かれよりぞ巣を作るの本《もと》なる力いづるなる 一〇九―一一一
さて他の聖者の群《むれ》即ち先にエムメにて百合となりて悦ぶ如く見えし者は、少しく動きつゝかの印象《かた》を捺《お》し終りたり 一一二―一一四
あゝ麗しき星よ、世の正義が汝の飾る天の力にもとづくことを我に明らかならしめしはいかなる珠いかばかり數多き珠ぞや 一一五―一一七
是故に我は汝の動《うごき》汝の力の汝なる聖意《みこゝろ
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