を阻《はゞ》みてそのさらに進むをゆるさじ 八五―八七
しかしてかしこより日の光の反映《てりかへ》すこと、鉛を後方《うしろ》にかくす玻※[#「王+黎」、第3水準1−88−35]《はり》より色の歸るごとくなるべし 八八―九〇
是においてか汝はいはむ、奧深き方より反映《てりかへ》すがゆゑに、かしこにてはほかの處よりも光暗しと 九一―九三
汝等の學術の流れの源《もと》となる習《ならはし》なる經驗は――汝もしこれに徴せば――この異論より汝を解くべし 九四―九六
汝三の鏡をとりて、その二をば等しく汝より離し、殘る一をさらに離してさきの二の間に見えしめ 九七―九九
さてこれらに對《むか》ひつゝ、汝の後《うしろ》に一の光を置きてこれに三の鏡を照らさせ、その三より汝の方に反映《てりかへ》らせよ 一〇〇―一〇二
さらば汝は、遠き方よりかへる光が、量において及ばざれども、必ず等しくかゞやくを見む 一〇三―一〇五
今や汝の智、あたかも雪の下にある物、暖き光に射られて、はじめの色と冷《つめた》さとを 一〇六―
失ふごとくなりたれば、汝の目にきらめきてみゆるばかりに強き光を我は汝にさとらしむべし ―一一一
それい
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