く》の雜木《ざつぼく》これらの境界《さかひ》の内に滿つれば、今はたとひ耕すともたやすく除《のぞ》き難からむ 九四―九六
善きリーチオ、アルリーゴ・マナルディ、ピエール・トラヴェルサーロ、グイード・ディ・カルピーニア今|何處《いづこ》にかある、噫※[#二の字点、1−2−22]庶子となれる 九七―
ローマニア人《びと》等よ、フアッブロの如き者いつか再びボローニアに根差《ねざ》さむ、賤しき草の貴き枝ベルナルディン・ディ・フォスコの如き者
いつか再びファーエンツァよりいでむ、トスカーナ人《びと》よ、かのグイード・ダ・プラータ、我等と住めるウゴリーン・ダッツォ
フェデリーゴ・ティニヨーソ及びその侶《とも》、トラヴェルサーラ家アナスタージ(いづれの族《やから》も世繼なし)
また淑女騎士、人の心かく惡しくなりし處にて愛と義氣にはげまされて我等が求めし苦樂を憶ひ出づる時、我泣くともあやしむなかれ ―一一一
あゝブレッティノロよ、汝の族《やから》と多くの民は罪を避けてはや去れるに、汝何ぞ亡びざるや 一一二―一一四
バーニアカヴァールは善し、再び男子《なんし》を生まざればなり、カストロカーロは惡し、而して
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