一三六―一三八
なほ泣きつゝ、我堪へがたしといふに似たりき 一三九―一四一
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第十一曲
限らるゝにあらず、高き處なる最初《はじめ》の御業《みわざ》をいと潔く愛したまふがゆゑに天に在《いま》す我等の父よ 一―三
願はくは萬物《よろづのもの》うるはしき聖息《みいき》に感謝するの適《ふさ》はしきをおもひ、聖名《みな》と聖能《みちから》を讚《ほ》めたたへんことを 四―六
爾國《みくに》の平和を我等の許《もと》に來らせたまへ、そは若し來らずば、我等|意《こゝろばせ》を盡すとも自ら到るあたはざればなり 七―九
天使等《みつかひたち》オザンナを歌ひつゝ己が心を御前《みまへ》にさゝげまつるなれば、人またその心をかくのごとくにさゝげんことを 一〇―一二
今日《けふ》も我等に日毎のマンナを與へたまへ、これなくば、この曠野《あらの》をわけて進まんとて、最もつとむる者も退く 一三―一五
我等のうけし害《そこなひ》をわれら誰にも赦すごとく、汝も我等の功徳《くどく》を見たまはず、聖惠《みめぐみ》によりて赦したまへ 一六―一八
いとよわき我等の力を年へし敵の試《こゝろみ》にあはせず、巧みに
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