は圧倒しよう、小さい鼻は併呑しよう、低い鼻は蹂躙しようと、互に押し合いへし合いました。
 こうして世界の歴史は芋を洗うように転変し、その文化は雑草のように興亡しました。
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 テン テレツク テレツク ツ
 テン テレツク テレツク ツ
 という囃子に連れて、恐ろしく高い鼻と、無暗《むやみ》に低い鼻と、全く開け放しの鼻と、三種の鼻が現われてヒョコリヒョコリと踊りまわる。
 世界歴史の表面を見渡していると、どことなくこんな感じがします。
 現代の人類社会の生活を見渡しても、こんな気持ちがして仕方がない時があります。
 何だかタヨリナイような――可笑《おか》しいような――自烈度《じれった》いような――のんびりしたような――面白いような――馬鹿馬鹿しいような――有意義なような――無意義なような――。
 世界はどこまで行っても、おかめとヒョットコと天狗の踊りに過ぎないものでしょうか。
 人類の生活はどこ迄行っても、馬鹿囃子位のものなのでしょうか。
 そうして人類の鼻の表現は、行き詰まったところがこの三つの鼻の表現のうちどれかになってしまうよりほかに、仕方
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