れたり、キチガイにされたりしているじゃないですか。この世に又とないくらい恐ろしい学術実験用の子供を生まされたりしているじゃないですか。そんな人々の数えても数え切れない怨みの数々を、先生方は一体どうして下さるのですか。……死ぬ程、愛し合っている親子同志や恋人同志が、先生方の手で無理やりに引離されて、地獄よりも、非道《ひど》い責苦を見せられているのを、先生方はどうして旧態《もと》に返して下さるのです。唯、学術の研究さえ出来れば、ほかの事はドウなっても構わないと仰言《おっしゃ》るのですか」
「……………」
「御自分で手を下しておいでにならなくとも、おんなじ事ですよ。その罪の告白を、他人に発表させておけば、それで何もかも帳消しになると思っておいでになるのですか……良心に責められているだけで、罪は浄《きよ》められると思っておいでになるのですか」
「……………」
「……あんまり……あんまり……非道《ひど》いじゃありませんか」
「……………」
「……セ……先生ッ……」
と叫ぶと眼が眩《くら》みそうになった私は、思わず大|卓子《テーブル》の上に両手を支えた。新しく湧き出す熱い涙で何もかも見えなくなっ
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