る。曲ったり、くねったり、大き過ぎたり、小さ過ぎたり、又は智慧や情慾が多過ぎたり、足りなかったりする、所謂、精神的の片輪者ばかりで、押すな押すなの満員状態を呈していると考えても、断然間違いはないのである。
早い話がなくて七癖、あって四十八癖というではないか。見っともない、下らない習慣が、いくら他人に笑われても止まない。又は出世の妨げになったり、他人に迷惑をかけたりするので、是非とも止める決心をして、神や仏に願《がん》をかけたり、新聞に広告までして誓《ちかい》を立てても悪い癖が止められないのは取りも直さず、自分の頭が、自分の自由にならない事を実地に証明しているのではないか。自分の頭の間違っているところを、自分の意志で直す事の出来ない、精神病的発作の根強いあらわれを見せているのではないか。又は泣くまいと思ってもツイ涙が出る。憤《おこ》る場合でないと思ってもついムカムカッと来て前後を忘却したりするのは、やはり一時的の精神の偏《かたよ》りを、自分で持ち直す事が出来ないという、アタマの弱点を曝露しているのではないか。
そのほか凝《こ》り性《しょう》、厭《あ》き性、ムラ気、お日和《ひより》機嫌
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