・す、はや・す、かく・す
のぼ・す(延ぶ、※[#ハングル文字、「└/┴/─/||/─」、465−9]〈高〉)
其他助動詞す
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たぎ・つ(おち――、水のたぎち)
もみ・づ(もみは色にや)
い・づ(いる、いぬ、いく)
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ふさゝぬ、かたゝぬ
つら・ぬ、つか・ぬ
な・ふ[#「な・ふ」に傍線]は此ぬ[#「ぬ」に傍線]の二重発展にて其経路必ぬ[#「ぬ」に傍線]を経たるなり
かゝ(屈)・なふ、たゝ・なは・る
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しづ・む、なや・む、下《シタ》・む(大阪語)
かく・む、むつ・む、しわ・む、そば・む、うる・む、せ・む(狭む)
あが(上)・む
(よみ・す、さみ・すも同じ名詞法)
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こゞ・ゆ、むく(向)・ゆ、おぼ・ゆ、見・ゆ、たか・ゆ、あま・ゆ、煮・ゆ
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ちか・ふ、ねが・ふ、かこ・ふ、つた・ふ等
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あらは・る、そゝ・る、まく・る、あか・る、こも(<こむ)・る、かく・る、よす(<す)・る、むつ・る、まさ・る
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うは居《ウ》也
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姓氏録に、伴信友の高橋氏文考注に、稚湯|坐《ヱ》[#(ノ)]連あり。う…す・う[#「す・う」に傍線]、うま・う[#「うま・う」に傍線]、みな位置を定むる意あり。崇神紀倭迹々百襲姫命の薨ぜらるゝ条には、爰倭迹々姫命仰見而悔之急居(急居、此云菟岐于)則箸撞陰而薨。
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この推論をとぢむるにあたつて、この篇の進行中に自然先達諸家に対して礼を失した点があつたならばひとへにその寛容を希ふのであります。



底本:「折口信夫全集 12」中央公論社
   1996(平成8)年3月25日初版発行
※題名の下に「明治四十一年頃草稿」の表記あり。
※底本の題名の下に書かれている「明治四十一年頃草稿」はファイル末の注記欄に移しました。
※複数行にかかる中括弧には、けい線素片をあてました。
※三字下げの箇所は、欄外に書かれた注記です。
入力:門田裕志
校正:仙酔ゑびす
2009年8月9日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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