]
┌とよさかのぼり(朝日の――)大祓、出雲国造神賀詞
┌さか┤
│ └さか木
│ ┌さき(幸)┐
│笑 │ ――はふ│
さく 渾沌(栄《サク》井)┴さく┴さかゆ │
時代 ├?
┌咲く │
…………┤ │
└さかる ┘
[#ここで字下げ終わり]
なども栄井の時代にはまだ動詞とも形容詞とも名詞ともならなかつたのであるが、い[#「い」に傍線]の母音をよんで幸となり、またゑみさく[#「ゑみさく」に傍線]などの動詞となつて活用をもつてきたのである。さきにあげたむつ[#「むつ」に傍線]についてもかく[#「かく」に傍線]についても、この渾沌時代を想像することが出来る。いく[#「いく」に傍線]とかさく[#「さく」に傍線]とかむつ[#「むつ」に傍線]とかについて尚一つ考へてみると、渾沌時代のことばは或は子韻でをはつてをつ
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