ル文字、「○+|」、439−17]にあたる。神南(神奈備、神南備、神並)は神の※[#ハングル文字、「ロ/亅/一」、440−1]※[#ハングル文字、「○+|」、440−1]即ち神のみ[#「神のみ」に傍線]である。神の森であると古人がいうたのもあたらずといへども遠からずである。おしのみ[#「おしのみ」に傍線]は即ち大き岡の意である、蓋し葛城山の附近の高みにあつたからであらう。顕宗紀に※[#歌記号、1−3−28]やまとへにみがほしものは於尸農瀰の此たかきなる都奴娑之能瀰野 とあるのは、その地理をよく説明してゐるとおもふ。また蘇我蝦夷の歌に※[#歌記号、1−3−28]やまとの飫斯能広瀬をわたらむとあよひたづくりこしづくらふも(皇極紀)とある飫斯能広瀬もおし[#「おし」に傍線]といふ地名ではなくして、大き広瀬の意味である。
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※[#ハングル文字、「ロ/亅/一」、440−7]※[#ハングル文字、「○+|」、440−7]>※[#ハングル文字、「「ロ/亅/一」+|」、440−7]は山ではあるけれど、わが国では多く小山、岡、たかみの意につかはれて居る。
いまきなるをむれ[#「
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