詞であり、此部分が益栄えて行つたものと言へる。

     八 宮廷祝詞の概念

[#ここから改行天付き、折り返して2字下げ]
(一)……伊波比《イハヒ》[#(乃)]返事《カヘリゴト》[#(能)]神賀《カムホキ》[#(ノ)]吉詞《ヨゴト》……次《ツギテ》のまゝに、供斎《イハヒゴト》つかへまつりて……天つつぎての神賀《カムホキ》[#(ノ)]吉詞《ヨゴト》まをしたまはくとまをす。(出雲国造神賀詞)
(二)……夕日より朝日照るまで、天都詔刀之太詔刀言《アマツノリトノフトノリトゴト》をもちて宣《ノ》れ。……皇神たちも、千秋五百秋の相嘗に、相うづのひまつり、かきはに、ときはに、斎奉[#(利※[#「低のつくり」、第3水準1−86−47])]……(中臣寿詞)
(三)皇御孫の命の天の御翳・日の御翳とつくりつかへまつれる瑞《ミヅ》のみあらかを、汝屋船《ミマシヤフネ》[#(ノ)]命に天津奇護言《アマツクスシイハヒゴト》[#ここから割り注]古語云、久須志伊波比許登[#ここで割り注終わり]をもちて、言寿《コトホギ》鎮《シヅ》め申さく……(大殿祭祝詞)
[#ここで字下げ終わり]
祝詞の語原は、半ば知れて、半ば訣
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