きりしてゐる。竹田[#(ノ)]番匠は北九州では、左甚五郎に代る程の伝説の名工なので、壱岐の島中にも、此人の作だと言ふ塔婆・建築がある。島では、たつたのばんじよう[#「たつたのばんじよう」に傍線]だの、古くはたくたのばんしよう[#「たくたのばんしよう」に傍線]などゝ言ふ。
話し手によつては、鶏の鳴きまねをしたのは、番匠即神であつた。あまんしやぐめ[#「あまんしやぐめ」に傍線]が一夜の中に、橋を渡して了うたら、島人を皆取つて殺してもよいと言ふ約束だつたのだとも言うてゐる。
藁人形は、神或はあまんしやぐめ[#「あまんしやぐめ」に傍線]が、最後に、海と山と川(井)とにてんでに行けと言うたので、それ/\があたろ[#「があたろ」に傍線](河太郎)になつた。海に千疋、山に千疋、川に千疋のがあたろ[#「があたろ」に傍線]が居るのは、此為である。又があたろ[#「があたろ」に傍線]の手をひつぱれば抜けるのは、藁人形の手の、さしこんであつたからだ。此河童の手が人に奪はれ易いことゝ、藁人形が河童になつたと言ふ型は、古くもあり、全国的でもある。あいぬ人[#「あいぬ人」に傍線]さへ、藁人形と水精みんつち[#「みん
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