国文学の発生(第四稿)
唱導的方面を中心として
折口信夫
−−
【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)最《もつとも》
|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)神|憑《ガヽ》り
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「女+櫂のつくり」、第3水準1−15−93]
[#…]:返り点
(例)若[#二]此言之麗義[#一]
[#(…)]:訓点送り仮名
(例)天[#(ノ)]窟戸
/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)シバ/\
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」
−−
[#3字下げ]呪言から寿詞へ[#「呪言から寿詞へ」は大見出し]
[#5字下げ]一 呪言の神[#「一 呪言の神」は中見出し]
たゞ今、文学の信仰起原説を最《もつとも》頑なに把《と》つて居るのは、恐らくは私であらう。性の牽引や、咄嗟の感激から出発したとする学説などゝは、当分折りあへない其等の仮説の欠点を見てゐる。さうした常識の範囲を脱しない合理論は
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