つぎ[#「つぎ」に傍線]の伝承である。
[#5字下げ]三 系図と名代部と[#「三 系図と名代部と」は中見出し]
つぎ[#「つぎ」に傍線]はよつぎ[#「よつぎ」に傍線]と言ふ形になつて、後代まで残つたものである。意義は転じたが、其でも、原義は失ひきらなかつた。継承次第を主として、其に説明を添へて進むと言つた、書き入れ系図の、自由な姿の口頭伝承である。
平安中期以後のよつぎ[#「よつぎ」に傍線]は、記録せられた歴史をも言ふが、其前は、記載の有無にも拘らずよつぎ[#「よつぎ」に傍線]と言ひ、更に古くは、語根のまゝつぎ[#「つぎ」に傍線]と言うたのである。此を記録し始めた時代からある期間は、つぎぶみ[#「つぎぶみ」に傍線](纂記・譜第)と称へて居た。宮廷のつぎ[#「つぎ」に傍線]は日を修飾にして、ひつぎ[#「ひつぎ」に傍線]と言ふ。日のみ子或は日神の系図の義で、口だて[#「口だて」に傍線]によつて諷誦せられたものである。恐らく、主上或は村君として持たねばならぬ威力の源なる外来魂を継承する信仰から出たものであらう。つぎ[#「つぎ」に傍線]に加へる事をつぎつ[#「つぎつ」に傍線](下二段活用)
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