「ほ」・「うら」から「ほがひ」へ
折口信夫
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【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)糶《せ》り
|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)忽然|幽界《かくりよ》
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「扮のつくり/瓦」、第4水準2−81−13]
[#…]:返り点
(例)云[#(フ)][#二]加武保佐枳保佐枳々[#(ト)][#一]
[#(…)]:訓点送り仮名
(例)高天[#(个)]原
/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)いろ/\
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ほぐ[#「ほぐ」は罫囲み]・ほがふ[#「ほがふ」は罫囲み]など言ふ語は、我々の国の文献時代には、既に固定して居たものであつた。だから、当時の用例を集めて、其等に通じた意味を引き出して見たところで、其は固定し変化しきつた不完全な表現を持つたものばかりである。其等の用例に見えた若干づゝの違ひが、段々原義に糶《せ》りつめて行くやうである。
「志ゞま」を守る神の意向は、唯「
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