し、乃至手捉して去らず、時に比丘すなわち共に不浄を行う、時に衆多の比丘房舎の臥具を案行し、次にかの林中に至り、かの※[#「けものへん+彌」、第3水準1−87−82]猴来りて諸比丘の前にありて住し尾を挙げて相似を現わす、諸比丘、かくのごとき念を作す、この雌※[#「けものへん+彌」、第3水準1−87−82]猴今我らの前にありて、相を現ずることかくのごとし、はた余比丘のこの※[#「けものへん+彌」、第3水準1−87−82]猴を犯すあるなしか、すなわち隠れて屏処にありてこれを伺う、時に乞食比丘食を得て林中に還り、食しおわりて持して※[#「けものへん+彌」、第3水準1−87−82]猴に与う、※[#「けものへん+彌」、第3水準1−87−82]猴食しおわりて共に不浄を行う、かの諸比丘観見して、すなわち語《い》いていわく長老、仏比丘を制して不浄を行うを得ざるにあらずや、彼答えて言う、仏人の女を制して、畜生を制せず、時に諸比丘仏の所に往き云々〉、仏これを波羅夷罪《はらいざい》と断じた。この通り牝猴時として慾火|熾《さか》んに人前に醜を露わす事もあるべく、それらの事より山神女性で男子の自涜を好むといい出し
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