と》き、用《も》って眼臉に塗らば、形まさに自ずから隠るべしと。尋《つ》いで師の教えを受け、各この薬を磨くに、竜樹|香《かおり》を聞《か》ぎてすなわち便《ただ》ちにこれを識る。数の多少を分かつに、錙銖《ししゅ》も失うなし。還《かえ》りてその師に向い、具さにこの事を陳《の》ぶるに、この薬満ち足りて七十種あり、名字・両数皆その方のごとし。師聞きて驚愕し、その由る所を問うに、竜樹答えて言う、大師まさに知るべし、一切の諸薬は自ずから気分あり、これに因りてこれを知る、何ぞ怪しむに足らんやと。師その言を聞き、いまだかつてあらずと嘆じ、すなわちこれなる念《おも》いを作《な》す。この人の若《ごと》きはこれを聞くもなお難し、いわんや我親しく遇いたり、而してこの術を惜しまんやと。すなわちその法を以て具さに四人に授く。四人法に依りて此の薬を和合し、自ずからその身を翳《かく》し、游行自在なり。すなわち共に相|将《ひき》いて、王の後宮に入る。宮中の美人、皆侵掠され、百余日の後、懐妊する者|衆《おお》く、尋《つ》いで往きて王に白《もう》し、罪咎《ざいきゅう》を免れんと庶《ねが》う。王これを聞き已《おわ》りて、心大い
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