》を読むごとく怪《け》しからぬ例を多く出しいるが、たとい原文にそうあったとても典雅荘厳が肝心で、笑本の文句似寄りの語などは念に念を入れて吟味すべき大宗教の経典の日本訳に、ハーハーなどとそのまま出たは無邪気のようでも無智のようでもある。ペルシア、ギリシア、ローマ人も馬を重用し、ギリシア人殊に善く騎り馬上の競技を好みしが、勒《くつわ》と※[#「革+橿のつくり」、第3水準1−93−81]《たづな》ありて鐙《あぶみ》なく、裸馬や布皮|被《き》せた馬に乗った。プリニウス説にベレロフォン始めて乗馬し、ペレツロニウス王※[#「革+橿のつくり」、第3水準1−93−81]と鞍と創製し、ケンタウリが騎兵の初めで、フリギヤ人は二馬、エリクトニウスは四馬に戦車を牽かせ始めたと。アーズアンいわく、モセスの書に拠ればフリギヤ人等より迥《はる》か前エジプト人が戦車を用いたが、馬幾疋附けたか知れずと。ピエロッチいわく、『聖書』に馬を記せる例は、まずヨシュア記に、カナアン軍多くの車馬もてメロム水辺に陣せるを、ヨシュア上帝の命に随い敵馬の足筋を截《き》り、敵車を焼きてこれを破ると載す、元来イスレール人は山国に住んだから馬
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