産ませた談が能《よ》く似て居る。
また河童が馬を困《くる》しむる由諸方で言う。支那でも蛟が馬を害した譚が多く、『※[#「土へん+卑」、第3水準1−15−49]雅《ひが》』にその俗称馬絆とあるは、馬を絆《つな》ぎ留めて行かしめぬてふ義であろう。『酉陽雑俎』十五に、〈白将軍は、常に曲江において馬を洗う、馬たちまち跳り出で驚き走る、前足に物あり、色白く衣帯のごとし、※[#「榮」の「木」に代えて「糸」、第3水準1−90−16]繞《えいじょう》数|匝《そう》、遽《にわか》にこれを解かしむ、血流数升、白これを異《あやし》み、ついに紙帖中に封じ、衣箱内に蔵《かく》す、一日客を送りて※[#「さんずい+産の旧字」、第4水準2−79−11]水に至る、出して諸客に示す、客曰く、盍《なん》ぞ水を以てこれを試さざる、白鞭を以て地を築いて竅《あな》と成す、虫を中に置き、その上に沃盥《よくかん》す、少頃《しばし》虫|蠕々《ぜんぜん》長きがごとし、竅中《きょうちゅう》泉湧き、倏忽《しゅっこつ》自ずから盤《わだかま》る、一席のごとく黒気あり香煙のごとし、ただちに簷外《えんがい》に出で、衆懼れて曰く必ず竜なり、ついに急
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