しば言った通り、今一つ竜なる想像動物の根本たりしは※[#「魚+王の中の空白部に口が四つ」、第3水準1−94−55]で、これは従前蜥蜴群の一区としたが、研究の結果今は蜥蜴より高等な爬虫の一群と学者は見る。現在する※[#「魚+王の中の空白部に口が四つ」、第3水準1−94−55]群が六属十七種あって、東西半球の熱地と亜熱地に生ず。インドに三種、支那の南部と揚子江に各一種あり、古エジプトや今のインドで※[#「魚+王の中の空白部に口が四つ」、第3水準1−94−55]を神とし崇拝するは誰も知るところで、以前は人牲を供えた。近時も西アフリカのボンニ地方や、セレベス、ブトン、ルソン諸島民は専ら※[#「魚+王の中の空白部に口が四つ」、第3水準1−94−55]を神とし、音楽しながらその棲《すみか》に行き餌と烟草を献《たてまつ》った。セレベスとブトンでは、これを家に飼って崇敬した。アフリカの黒人も※[#「魚+王の中の空白部に口が四つ」、第3水準1−94−55]家近く棲むを吉兆として懼れず(シュルツェ著『フェチシスムス』五章六段)。バンカ島のマレー人は※[#「魚+王の中の空白部に口が四つ」、第3水準1−94−
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