て眇《すがめ》となり勝負付かず、呉に之《ゆ》きて友人を訪《たず》ねるとちょうど死んだところで、その葬喪の席で神と闘って勝負|預《あず》かりの一件を自慢し語ったとは無鉄砲な男だ。その席に要離《ようり》なる者あって、勇士とは日と戦うに表《かげ》を移さず、神鬼と戦うに踵《きびす》を旋《めぐ》らさずと聞くに、汝は神に馬を取られ、また片目にまでされて高名らしく吹聴《ふいちょう》とは片腹痛いと笑うたので、※[#「言+斤」、第3水準1−92−1]大いに怒り、その宅へ押し寄ると、要離平気で門を閉じず、放髪|僵臥《きょうが》懼《おそ》るるところなく、更に※[#「言+斤」、第3水準1−92−1]を諭《さと》したのでその大勇に心服したとある。その後曹操が十歳で※[#「言+焦」、第3水準1−92−19]水《しょうすい》に浴して蛟を撃ち退け、後人が大蛇に逢うて奔るを見て、われ蛟に撃たれて懼れざるに彼は蛇を見て畏ると笑うた。また晋の周処|少《わか》い時乱暴で、義興水中の蛟と山中の虎と併せて三横と称せらるるを恥じ、まず虎を殺し次に蛟を撃った。あるいは浮かびあるいは沈み数千里行くを、処三日三夜|随《つ》れ行き殺して出
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