その内クムビラてふはヒンズ語でクムヒル、英語でガリアル、またガヴィアルとて現存※[#「魚+王の中の空白部に口が四つ」、第3水準1−94−55]群中最も大きく、身長二十五フィートに達し、ガンジス、インダス河より北インドの諸大河に棲み、喙《くちばし》細長く尾の鼻端大いに膨れ起り、最も漢画の竜に似たり。
マルコ・ポロの紀行に、宋帝占うて百の眼ある敵将にあらずんば、宋を亡ぼし得ずと知ったところ、元将|伯顔《バヤン》の名が、百眼と同音で、宋を亡ぼしたとある。これは確か『輟耕録』にも見えいた。ここをユール注して、近世も似た事あり、インドの讖語《しんご》にバートプールの砦は大※[#「魚+王の中の空白部に口が四つ」、第3水準1−94−55]にあらざれば陥れ能わずと言うた。さて砦が英軍に取られて梵志がはて面妖なと考えると、英軍の主将名はコムベルメールで、これに近いヒンズ詞《ことば》クムヒル・メールは※[#「魚+王の中の空白部に口が四つ」、第3水準1−94−55]君の意だから讖語が中《あた》ったと恐れ入ったと書いた。そのクムヒルの原語クムビラの音訳が薬師の十二神将の宮毘羅《くびら》、仏の大弟子の金毘羅比
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