゚ゆめ》、人をして知らしむることなかれ、ここを以て治めば、病《やまい》愈えずということなし、という。果して言うところのごとくに、治めて差《い》えずということなし。得志、恒《つね》にその針を以て柱の中《うち》に隠し置けり。後に、虎、その柱を折《わ》りて、針を取りて走|去《に》げぬ。高麗国《こまのくに》、得志が帰らんと欲《おもtう意《こころ》を知りて、毒《あしきもの》を与えて殺す」ともうす〉、これは虎をトテムとし祀る巫《かんなぎ》が虎装して針医を兼ねたのだろ、支那でも東晋の李嵩涼州に牧だった時、微行すると道側の虎たちまち人に化けて西涼君と呼んだ、弧《きゆみ》で射ようとすると汝疑うなかれといいながら前《すす》み来て、この地に福がない、君の子孫は西涼の王となるはず故|酒泉《しゅせん》に遷都せよと勧めて去った、すなわち酒泉に奠都《てんと》し西涼国を立てたという、これも相人《そうにん》が虎装しおったのだろ。『本草綱目』等に言える※虎[#「※」は「むじなへん+區」、70−14]《ちゅこ》、英語でウィヤーマン、※[#「※」は「むじなへん+區」、70−14]人また※氓[#「※」は「むじなへん+區」、70
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