轤ナ代りを作りました。この皮からは、立派な靴下もできました。私はよく木のうろ[#「うろ」に傍点]から蜜を取って来て、水に混ぜて飲んだり、パンにつけて食べました。
 私は、主人のところへ訪ねて来る、フウイヌムのお客たちとも、知り合いになりました。
 主人の部屋に、私の方から出かけて行くこともあり、ときには、主人やお客が、私の部屋に訪ねて来ることもあります。それから、またときには、主人のお供をして、お客の家に訪ねて行くこともありました。
 私は質問に答えるほかは、こちらから口を出して、しゃべったりするようなことはしなかったのです。たゞ、そばで彼等の話を聞いていれば、それだけで、私は気持よかったのです。
 彼等の話は、ちょっとも無駄なところがなく、簡単で、はっきりしていました。ちゃんと礼儀は守られていて、堅苦しいところがないのです。しゃべることは、話す方も楽しければ、聞く方も気持よくなるようなことばかりです。じゃま[#「じゃま」に傍点]も入らねば、退屈もなく、のぼせたり、争ったりするようなことはないのです。
 彼等は大てい、友情とか、慈善とか、秩序とか、経済などのことを話し合います。それから
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