《さる》は山の中へもどりました。
 甚兵衛《じんべえ》は、もう誰《だれ》が頼《たの》んでも人形を使いませんでした。そして山からときどき遊《あそ》びにくる猿《さる》を相手《あいて》に、楽《たの》しく一|生《しょう》を送《おく》りましたそうです。



底本:「天狗笑い」晶文社
   1978(昭和53)年4月15日発行
入力:田中敬三
校正:川山隆
2006年12月31日作成
青空文庫作成ファイル:
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