なたがた自身のために、征服なすったのです。そこで、この国内でも、同様になさい。戦いの範囲をお広げなさい。政治や宗教などの些事《さじ》のために指弾し合ってはいけません。それは取るに足らぬ事柄です。あなたがたの民族が、教会の嫡流《ちゃくりゅう》であろうと理性の嫡流であろうと、それは大したことではありません。生きることが必要です。生をさかんならしむるものはすべていいものです。世にあるただ一つの敵は、生の泉を涸《か》らし汚す享楽的な利己主義です。力をさかんにし、光明をさかんにし、豊かな愛を、犠牲の喜びを、さかんになさい。他人から代わって活動してもらってはいけません。活動なさい、活動なさい、団結なさい、さあ!……」
 そして彼は、合唱付交響曲[#「合唱付交響曲」に傍点]の変ロ長調行進曲の初め数小節を、ピアノでやたらにたたき出した。
「いいですか、」と彼はひきやめながら言った、「僕がもしフランスの音楽家だったら、シャルパンティエかブリュノー……(どいつも駄目《だめ》だ)――僕なら、合唱交響曲のうちに、あなたがたを皆いっしょにしてみせます、市民よ武器執れ[#「市民よ武器執れ」に傍点]も、万国労働歌
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